クリスタのドロップシャドウで影を文字につける方法!3Dや縁取りの応用・アセットのおすすめオートアクション素材も

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クリスタはドロップシャドウ機能がデフォルトでついていないので、手動で行うか、オートアクションの素材を活用する必要があります。

デフォルトで機能はついていないものの、クリスタではドロップシャドウが3分程度で簡単にできます!

ドロップシャドウとは、その名前の通り文字やイラストに影をつける効果のこと。

影をつけることで文字やイラストに立体感が表現できたり、存在感を出したりすることができます。

この記事では、クリスタの基本的なドロップシャドウのやり方とオートアクションの作り方・おすすめのドロップシャドウのオートアクション素材をご紹介します。

応用で影をぼかしたり、縁取りしたりする方法も解説しているので、ドロップシャドウについてまるっと理解できますよ♪

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クリスタのドロップシャドウで影をつける方法

クリスタのドロップシャドウでイラストに影をつける方法を解説します。この方法が一番手軽ですよ!

基本的なドロップシャドウのやり方

影をつけたい文字やイラストを用意します。次に、用意したレイヤーのコピーを作成しましょう。

クリスタ画面の上部分にあるメニューバーから「レイヤー」を選び、「レイヤーを複製」を押します。

このときにコピーしたレイヤーが影になるレイヤーです。影にするには、コピーレイヤーの文字やイラスト全体を黒塗りにする必要があります。

「編集」から「色調補正」を選び、「色相・彩度・明度」を押します。そうすると下のポップアップが表示されます。

「明度」の数値を-100まで下げ、OKボタンを押します。

キャンバスを見てみると、影になるイラストが真っ黒に塗りつぶされた状態になっていますよね。

この黒く塗りつぶされた状態の影レイヤーを、イラストレイヤーの真下に置きます。

影レイヤーをイラストレイヤーの真下に配置したら、不透明度を50%くらいまで下げます。

ここではひとまず50%にしていますが、不透明度の数値はお好みでOKです。お好きな影の濃さにしてみてくださいね。

ここまでのレイヤーパレットはこんな感じです。

クリスタ画面の左側にある十字の矢印アイコンを押し、「レイヤー移動」を選択します。

その状態で影レイヤーを動かしてみてください。影がちょうどいい位置にくるように調整して完成!

ちなみに、レイヤーパレットにある「透明ピクセルをロック」を押すことで影に好きな色をつけることもできます。

「透明ピクセルをロック」を押したら、好きな色で塗りつぶします。ブラシサイズを最大まで大きくしたべた塗りペンなどで塗りつぶすとよいでしょう。

以上がクリスタで行う基本的なドロップシャドウの作り方でした。

文字・イラストレイヤーが分かれている場合

下の画像のように、レイヤーが複数あるときは影レイヤーを作成する前に準備が必要になります。

まず、イラストをまとめるためにフォルダーを作成します。レイヤーパレット内のフォルダーアイコンをタッチしてフォルダーを新規作成してください。

作成したフォルダーにイラスト(文字)レイヤーをドラッグ&ドロップですべて入れます。

入れ終わったら、フォルダーを開いてちゃんとすべてレイヤーが入っているか確認しましょう。

次に、イラスト(文字)レイヤーが入っているこのフォルダーをコピーします。

フォルダーを選択した状態で、クリスタ画面の上部分にあるメニューバーから「レイヤー」を選び、「レイヤーを複製」を押します。

フォルダーがコピーできました。あとはコピーしたフォルダー内のレイヤーを統合して先ほどと同じく黒く塗りつぶしていけばOK!

ドロップシャドウをするときによくあるミス

上の画像をよく見てみると、白目の部分に影が透けて見えてしまっていますよね。

なぜこうなってしまうのかというと、白目を塗っていないからです。

この場合は、白目を塗って塗り残しをなくしてからドロップシャドウを作ってみてください。

ドロップシャドウオートアクションの作り方

ドロップシャドウをよく使う方は、一連の動作を自動化して作業を効率化させましょう。

そのために、クリスタでは「オートアクション」という機能を使います。このオートアクションの作り方について説明しますね。

まずクリスタ画面右下、レイヤーパレットの横にオートアクションパレットのアイコンがあります。

このアイコンをタッチしてオートアクションパレットに切り替えてください。

オートアクションパレットに切り替えたら「デフォルト」という文字が見えるかと思います。

「デフォルト」の横にあるフォルダーのようなアイコンをタッチしてオートアクションの新規作成を行います。

オートアクションの登録名を決めます。自分がわかりやすい名前を入れたらOKボタンを押しましょう。

新規オートアクションセットができました。あとは先ほどのドロップシャドウの手順通りに操作し、その動作を記録します。

動作の記録を始めるときは、画面一番下の●ボタンを押して始めてください。一連の動作を終えたら■ボタンを押して完了です。

めるめた
めるめた

オートアクションを使いたいときはどうすればいいの?

記録を始めたりやめたりするボタンと同じ並びにある再生ボタンをクリックすると、オートアクションが行われます。

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クリスタのドロップシャドウで文字にさまざまな影をつける方法

クリスタでは、イラストと同じ手順で文字にもドロップシャドウをすることができます。

ここで、ひとつだけ注意点!手書き文字ではなくテキストツールを使う場合、そのままではドロップシャドウにするための加工ができません。

クリスタのテキストツールで入力した文字に影につけるには、コピーしたレイヤーをラスターレイヤーに変換する必要があります。

影にするコピーレイヤーを選択した状態でメニューバー「レイヤー」を選び、「ラスタライズ」を押すだけでラスターレイヤーに変換できます。

めるめた
めるめた

影になるレイヤーをラスタライズすること以外はイラストと同じ手順でOK!

クリスタで文字にドロップシャドウをつける場合は上記の一工夫を忘れずに行ってくださいね。

この項目では、基本的なドロップシャドウの方法を踏まえて、影のぼかし・縁取り・ドット加工の方法をご紹介します。

影をぼかすやり方

完成図

基本的に前の項目で説明した手順と同じです。文字レイヤーをコピーし、コピーしたレイヤーをラスタライズします。

影をぼかす際に必要な機能が「ガウスぼかし」。「ぼかし」「ぼかし(強)」とは異なり、数値をいじることでぼかし具合を調整することができます。

メニューバー「フィルター」から「ガウスぼかし」を選びます。ぼかす範囲を指定するポップアップが表示されるので、お好みで数値を指定してください。

今回は数値を9.00にしてみました。指定できたらOKボタンを押しましょう。

あとはガウスぼかしをした影レイヤーを文字レイヤーの真下に配置して少しずらし、不透明度を下げたら完成図のようになります。

影の縁取り加工のやり方

完成図

前の項目の手順通りに影をつけたら、文字レイヤーを選択した状態で「レイヤープロパティ」の「効果」にある○ボタンを押します。

お好みでフチの太さ・色を変更したら出来上がりです。

影をドットにするやり方

完成図

前の項目の手順通りに影をつけたら、文字レイヤーを選択した状態で「レイヤープロパティ」の「効果」にある点々のボタンを押します。

トーン線数は30~60線にするとよいでしょう。

今回はガウスぼかしの数値を40くらいにしてぼかす範囲を広くしてみました。

また、影レイヤーは動かさずそのまま影を落としたい文字レイヤーの下に置いています。

影の色を変えるときに注意点がひとつあります。ドットの場合、塗りつぶしで影の色を変えることはできません。

クリッピング機能もしくは「レイヤープロパティ」→「レイヤーカラー」で影に好きな色をつけてみてください。

影をドット化したときの色の変え方2つ

①影レイヤーの真上に新規ラスターレイヤーを作成→レイヤーパレット内の「下のレイヤーでクリッピング」→好きな色で塗りつぶす

②影レイヤーを選択した状態でレイヤープロパティ→「効果」から「レイヤーカラー」を選ぶ→好きな色を反映させる

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クリスタのドロップシャドウはオートアクション素材が楽♪

「クリスタのドロップシャドウが意外と難しかった」「自分でオートアクションを作るのはめんどう」

そんな方は、有志の方がクリスタアセットで公開しているオートアクション素材を使うのもアリです。

ここまで自力でドロップシャドウを行う方法を解説しましたが、クリスタには便利な素材がたくさんあります。

ドロップシャドウができさえすればいい方はオートアクション素材を有効活用しましょう。

もちろん、自分でドロップシャドウをする方法は知っていても損はありません。

手動でやるか、素材を使うかは人それぞれですので、ご自分のやりやすい方法を選んでくださいね。

【クリスタアセット】ドロップシャドウのオートアクション素材

オートアクション素材「ドロップシャドウ」は、ドロップシャドウで必要な動作を自動で行ってくれます。

オートアクション素材の使い方は簡単!素材をダウンロードしたらクリスタの画面に戻ります。

メニューバー「ウィンドウ」→「素材」→「素材[ダウンロード]」に進むと、今までダウンロードした素材が画面右に表示されます。

直近でドロップシャドウのオートアクション素材をダウンロードしていたら、一番上にオートアクション素材が表示されているのではないでしょうか。

この素材を使うために、オートアクションパレットにこの素材をドラッグ&ドロップします。

ドラッグ&ドロップができたら素材登録完了です。再びレイヤーパレットに戻って影レイヤーを選択します。

影レイヤーを選択したら、もう一度オートアクションパレットに行き、「シャドウ」「白フチ+シャドウ」どちらか好きな仕上がりを選びます。

その状態で一番下にある再生ボタンを押し、指示通りに操作するとドロップシャドウの出来上がり!

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まとめ

  • クリスタのドロップシャドウで影をつけるには手動でやるかオートアクション素材を使おう
  • クリスタのドロップシャドウで影つけるのは簡単
  • クリスタでドロップシャドウをよく使うならオートアクション登録をすると作業の効率がUP

クリスタでドロップシャドウをする方法を解説しました。

ドロップシャドウで文字やイラストに影をつけて立体感や存在感を出しましょう♪

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