ジェスチャードローイングをやっているけど、絵が上手くなっている気がしない…意味ないんじゃないの…?
あなたがそう思っているなら、ジェスチャードローイングのやり方が間違っている可能性があります!
効果がないやり方でジェスチャードローイングをしても時間や労力のムダになってしまい、絵の上達が遅れる原因になるのです。
絵が上手くなりたいなら意味ない練習法を続けるのはやめて、より効果的なやり方で取り組んでみましょう!
この記事では、ジェスチャードローイングが意味ないと感じる理由や向いている人、おすすめの本をご紹介します。
ジェスチャードローイングのほかに初心者にぴったりな練習法も解説するので、ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです♪
ジェスチャードローイングは意味ない?答えはNO!
ジェスチャードローイングが意味ないというのは間違い!目的を持って行えばもちろん画力UPにつながります。
「ジェスチャードローイングなんて意味ないんじゃ…」と思ったあなたと筆者で、まずは一緒に「ジェスチャードローイングは何なのか」を確認していきましょう。
そもそもジェスチャードローイングって何?
ジェスチャードローイングとは、モデルのポーズを短時間でスケッチする練習法。
モデルの動きやポーズから受ける印象のままに直感的に描くことが特徴です。
例を挙げてみます。このモデルのポーズから受ける印象を考えてみましょう。
スカートがふわっと膨らんでいるね。身体も反っていてワクワクしている雰囲気!
モデルのポーズから受ける印象をそのままスケッチします。各パーツは写真そっくりに再現する必要はありません。
写真よりもスカートをふわっと広げてみたり、身体も前に出すようにもっと反らせて楽しそうにしてみたり、感じた印象を表現してみましょう。
ジェスチャードローイングとクロッキーの違い
クロッキーとジェスチャードローイングの共通点は「モデルのポーズを短時間で描くこと」。
しかし、ジェスチャードローイングはモデルの輪郭やポーズを忠実に描くクロッキーとは異なり、モデルの動きやポーズから受ける印象を大切にします。
関節の位置関係や角度、頭身をそのまま描き写すのがクロッキー、身体の流れを意識して描くのがジェスチャードローイングと覚えてくださいね。
ジェスチャードローイングが何なのかはわかったけど、効果はあるの?意味ないんじゃないの?
ジェスチャードローイングが意味ないのは効果を知らないから
ジェスチャードローイングが意味ないと感じるのは、効果や目的を知らずに「なんとなく」でやっているからかもしれません。
ジェスチャードローイングの効果
- 動きやポーズが生き生きとする
- 肩の力を抜いて気楽に人体を描けるようになる
- ポーズのレパートリーが増える
ラフに全身を描くジェスチャードローイングにはこのような効果があります。
また、ジェスチャードローイングはクロッキー同様数枚実践するだけでは意味ない練習法なので、数をこなすことも効果を実感するためには大切です。
ジェスチャードローイングを行うなら長期的に取り組んでみましょう。1日10分ほどでできるので、イラストを描く前の準備運動としても最適です。
ジェスチャードローイングに向いている人
- イラストのポーズや動きが硬い人
- いつも決まったポーズしか描けない人
- バストアップのイラストばかり描いてしまう人
- パーツの比率や位置関係にこだわりすぎて、絵を描くことに疲れている人
- 「上手く描こう」と意気込みすぎて気が抜けず、絵を描くのがつらい人
ジェスチャードローイングで効果を得たいなら、ジェスチャードローイングをやる目的がないと意味ないのです。
つまり、ジェスチャードローイングが自分に合っている練習法かどうかは、自分がどんな絵を描きたいかによって変わります。
躍動感のある生き生きとした絵が描きたい方、アニメーターが描くイラストに憧れている方にはジェスチャードローイングはおすすめできる練習法です。
しかし、人体の知識や線画や色塗りのスキルを身につけたい方は、ジェスチャードローイングはまず始めにやるべき練習法ではないというのが筆者の意見です。
このように、目指したい作風や学びたい内容によって必要な練習は異なります。
ジェスチャードローイングは数ある練習法のひとつであり、絶対にやらないといけないわけではない、ということですね。
ジェスチャードローイングに限らず、目的がないとどんな練習法でも絵は上達しません。まずはそのことを頭に入れておくとよいでしょう。
ジェスチャードローイングが意味ないなら本を使おう
ジェスチャードローイングを本で学んでみたい!
そんな方におすすめのジェスチャードローイング本を2つご紹介します。
ジェスチャードローイングのおすすめ本!意味ない練習で終わらせないで
10パーセントの力で描く はじめてのジェスチャードローイング
イラストレーター・砂糖ふくろうさんのジェスチャードローイング講座を1冊の本にまとめたもの。
ジェスチャードローイングのやり方や考え方が説明されており、ジェスチャードローイングをやってみたい方におすすめです♪
たてなか流クイックスケッチ
こちらはアニメーターの立中順平さんによるジェスチャードローイング本。
砂糖ふくろうさんの本と同様に、ジェスチャードローイングのやり方がまとめられています。
ジェスチャードローイングの参考書としてどちらもおすすめです。作風の好みで選んでみてくださいね!
【初心者向け】ジェスチャードローイングが意味ないと感じたときはこれをやってみよう
「やってみたけどジェスチャードローイングは意味ないと感じる…」そんな絵描きさんには、模写をやってみることをおすすめします。
筆者のまわりでも模写練習をしている方はレベルを問わずたくさんいますし、筆者自身も絵のお仕事を受けるようになってからも模写は続けています。
模写のメリットは、絵が上手い人の描き方を知ることができるということ!
上手い人の絵を見るだけでなく実際に真似て描いてみることで、その人の絵の描き方を学ぶことができます。
絵が上手くなりたい方には強くおすすめしたい練習法です!
初心者さんが知っておきたい模写のコツとおすすめの題材はこちらで解説しています。
まとめ
- ジェスチャードローイングは意味ないわけではない
- ジェスチャードローイングが意味ないと感じる理由その1は、なんとなくでやっているから
- ジェスチャードローイングが意味ないと感じる理由その2は、効果と目的が合っていないから
今回はジェスチャードローイングの効果や向いている人、おすすめの本などについて解説しました。
ジェスチャードローイングにこだわらず、自分に合う練習法を見つけることが大切!絵の上達のために、とにかくいろんなことに挑戦してみましょう♪
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